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新商品「ムルスム」発売のお知らせ

  • 執筆者の写真: oikawa kazuma
    oikawa kazuma
  • 11 分前
  • 読了時間: 3分


こんにちは。老川です。

今日は、新しくリリースする商品についてご紹介します。



ムルスム 700ml

MULSUM
¥4,950.00
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「ムルスム」という名前を聞いたことがある方は、ほとんどいないかもしれません。



ベルモットやアマーロの専門書を読んでいると、時折登場する謎めいた言葉。その起源は古代エジプト文明まで遡るとも言われ、ベルモットをはじめとする多くの薬草酒の原型の一つとも考えられています。



そもそも薬草酒は、言葉の通り「薬用」を目的に生まれたものです。古代においては、神との交信や神聖な儀式に供えられる飲み物でもありました。



文明が花開いた場所には、それぞれ伝統的な飲み物が残され、形を変えながら現代まで受け継がれている。私はそう考えています。




ムルスムの作り方は、とてもシンプルです。


葡萄を潰した液体、現代でいうワインに、ミルラ=没薬と蜂蜜を加えた飲み物。主に不老不死を目的に飲まれていたとも言われています。


「不老不死のリキュール」。


まさに薬草酒の本質を感じさせる存在です。


この神秘的なお酒「ムルスム」を、現代的なアプローチで再現したい。そう考え、3年前からムルスムプロジェクトに着手しました。


ベースとなる葡萄には、日本原産の山葡萄を選びました。長期間の熟成に耐えられるよう、酒精強化のためにブランデーを加え、アルコール度数を高めています。

蜂蜜には、野性味のある味わいを求めて、そば蜂蜜を使用しました。盛岡の大西養蜂場さまの蜂蜜です。



まず約1年間、ジャパニーズウイスキーの空樽で熟成を行いました。



熟成というと、ウイスキーなどでは「何年熟成させたか」がよく語られます。しかし私は、日本の暑い夏を何度乗り越えたかによって、熟成の内容は大きく変わると考えています。



特に金ケ崎町は、夏は暑く、冬は寒い土地です。寒暖差は最大で45℃以上にもなります。



糖分を含むリキュールは、この寒暖差によって酒質がなめらかになる特徴があります。つまり、1年の熟成でも、オールドボトルのような円熟した旨味が引き立つのです。



正直なところ、1年目、2年目までは味わいのばらつきが大きく、表現するのが難しい状態でした。



しかし、3年目の熟成中に味わいが大きく変化しました。


フレッシュな山葡萄の酸味、蜂蜜の甘み、没薬の香味。それぞれがバランスよくまとまり、「今がベストだ」と感じたため、リリースを決めました。




ムルスムという商品自体、比較対象がほとんどありません。私自身、どう売ればよいのか、今も正直つかみきれていません。


ですが、間違いなく最高に美味しいリキュールに仕上がっています。



生産本数はとても少ないですが、甘口のベルモットやヴァン・ド・リキュールがお好きな方には、ぜひお試しいただきたい一本です。




おすすめの飲み方は、ストレート、または小さな氷を一つ入れたロック。

時間とともに香りも変化していきますので、ぜひゆっくりと味わっていただければと思います。

 
 
 

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