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アスパラガスのお酒 知ってますか?

  • 執筆者の写真: oikawa kazuma
    oikawa kazuma
  • 2022年7月1日
  • 読了時間: 3分

久しぶりに、新商品のご案内です。


金ケ崎薬草酒造では6月27日より、

「アスパラガス」×「コーヒー」を使用した

Cafe Aperitivo KZ (カフェアペリティーボ カズ)を発表しました。



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なぜアスパラガス?

カフェアペリティーボってなに??


そう思われる方も多いのではないでしょうか?



まず、なぜ原料にアスパラガスを使用したのか?


・弊社の工場がある岩手県金ケ崎町はアスパラガスの生産に力を入れています。

 (マスコットキャラクターがいるくらい)

・せっかく地元でお酒を作るのならば、地域の特産品を生かしたい!

・アスパラガスの学名「Asparagus officinalis 」のofficinalisはラテン語で「薬用になる」

 という意味もあるほど栄養素が満点。薬草酒にはぴったりな材料だ!


ということで去年1年間、アスパラガスの様々な成長を見守りました。



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去年の5月頃。

土の中からこんにちは。



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すぐに大きくなる。

みんなの知ってるアスパラガス。



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出荷のお手伝いもした!



大きくなったアスパラガス。




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アスパラベリー!これが結構美味しい!


こんな感じで様々な部分をお酒に漬け込んでみました!


それぞれ香りも特徴的で面白かったのですが

収穫が始まり出した頃の根本部分が、一番甘味も香りも強い印象を受けました。


なので、今回は収穫が始まり出した5月にアスパラガスの切り落とし(JAに出荷された時に切り落とされるの根本部分)を大量に調達し、㊙︎製法で甘みと旨みを引き出した状態でお酒にダイブさせました。



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アルコール投入前のアスパラガス。



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アルコール投入後のアスパラガス。


いい出汁が出ています。


出来上がったアスパラガス酒をベースに

ハーブリキュールによく使われるスパイスや薬草を加えて行きます。



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ニガヨモギ



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オレンジ&レモンピール

(むくのめっちゃ大変だった)


他にもシナモン、ナツメグ、クローブ、スターアニスなど、薬草酒原料オールスターを投入。


仕上げには抽出し終わったコーヒーを加えることで

親しみのある香りと薬草酒ならではのほっこりした味わいにしました。


出来上がりは赤茶色。


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最後になぜアペリティーボという名前にしたのか。


それは食前酒(アペリティフ)、食後酒(ディジェフティフ)という文化を沢山の人に知ってもらいたいからです。



私は、食事+アルコールという組み合わせがとても苦手でした。


なぜかというと、みんなで食事に行った時の1杯目といえば、やはりビールですよね?

僕の体質的に、空腹でビールなどの醸造酒を飲む→すぐにご飯を食べるとアルコールの消化が早まってしまい、食事中に気持ちが悪くなってしまう為でした。


海外勤務時に感動したことの一つは、海外の方は食事前にカクテルなどのアルコールを嗜む時間を設けていることでした。


当時の常連さんに聞いた話では、食事前に一旦仕事とプライベートをリセットする時間が必要なんだと話していました。

実際に私も友人と食事に行く前はバーなどで待ち合わせをしてから食事をすることが多かったのですが、不思議なことにそうすることで食事中に気持ち悪くなることも少なくなりました。

また初対面の方とも食事前に打ち解ける時間ができるというメリットも発見しました。



薬草酒の本場イタリアではハーブ系のリキュールを炭酸やワインで割ってカジュアルにお酒を楽しむ文化があります。

伝統的なアペリティーボというワードに、「Cafe=ちょっとした息抜き」を加えた

造語:CafeAperitivo は日本にもそんな素敵な文化が生まれて欲しいという意味を込めました。

KZは僕の名前です(KAZUMA)。


地域素材から新たな飲酒文化をお届けできるように、

これからも商品開発頑張ります!


 
 
 

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