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2026年の抱負と、新工場稼働! 本格リキュールと国産フルーツブランデー造る。

  • 執筆者の写真: oikawa kazuma
    oikawa kazuma
  • 6時間
  • 読了時間: 6分

みなさま、明けましておめでとうございます。というには遅すぎました。

老川です。

 



不定期でブログをアップしておりますが、毎年の事ながら今年こそはコンスタントに投稿していきたいものです。

 



さて、突然ではありますが、弊社は今年「勝負の一年」です。

 

何が勝負なの?と思われると思いますが、昨年末のブログでも投稿したのですが、今年から工場が大きくなりまして、ついに今週から作りが始まりました!

 

今日は新しい工場の紹介をしたいなと思っております!

 


まず、弊社では金ケ崎町の廃校となってしまった永岡幼稚園を昨年新たに取得し、蒸留所として作り直しました。

(まずこの工事に1年かかりました。舵取りの僕が素人なので)

 

予定では繁忙期を迎える11月より前に移転するつもりだったのですが、資材の遅れや純粋に僕の時間がなさすぎて一番忙しい12月に移転作業をする事になってしまい、本日に至るまで馬車馬のように働いておりました。この2ヶ月間全く会社が回っていなくて猛反省中です。

 

簡単にどれくらい大きくなったのかご紹介します。笑

 

まずは旧工場。

 


超スモールビジネスでリキュール造りを始めたので、最初は15坪ほどの実家の納屋を改装しました。



設備

・1000リットルタンク2基

・200リットルタンク4基

・充填機、洗瓶機など最小限の設備。

この中からクレームドシリーズやアマーロ、OEM商品に至るまで幅広い商品を手掛けられたことは、いち酒造人として大きな経験を得られたと自負しております。

 



新工場


見てくだい。まず建物の大きさが全く違います。

旧工場の20倍以上の敷地がございます。

 

弊社はこの旧幼稚園の体育館部分を大きく改装しました。

 


新たな設備の取得としては

 

・500L のハイブリット蒸留機

・1000Lの発酵タンク 4基

・500Lのリキュール用浸漬タンク 5基

・パストライザー(火入れをする機械)

・缶充填機

・りんご搾汁機

・その他諸々の備品

 

ついに工場らいし工場が出来上がってしまいました。

総施工費は1億円。色々な震えが止まりません。

 

では、なぜこんな工場を作ったのか。小さい工場でも十分に回っていたのに。

 

決意表明的な意味を込め、今の僕の思いを書き残しておきたいと思います。

 


まず、大前提としてお酒業界は斜陽産業の一途を辿っています。

昔のように(僕はその時代を知らないのですが)大量消費、大量生産の規模ビジネスは正直見込めないとも言われております。

そんな中で少しでも多くの方にお酒の美味しさや魅力を伝える仕事がしたいと、バーテンダーを辞め、メーカーに転身しました。

 

僕自身、リキュール、ベルモットをきっかけにお酒の世界に入って行ったように、リキュールはお酒の入り口にぴったりな商材だと感じております。

弊社では業務用・小売店向けと様々な商品を展開しておりますが、モットーにある素材の味わいの分かり易さと飲みやすさ。という点に置いては4年間で国産リキュールの一つの形を作ることが出来たのではないかと考えております。

特に東北では若い世代や普段アルコールを飲まない方もレギュラーカスタマーとして購入いただいており、改めてリキュールの間口の広さを感じております。

 



では次に何に挑戦していくのか。

弊社(老川が)やりたい事が2つあります。

 

1、ハイボリュームの本格リキュールの製造

2、国産フルーツブランデー市場への挑戦

 

 



まず、1について。

 

日本に輸入され、バーなどで多く扱われているリキュールは漬け込みだけではなく、蒸留→浸漬→熟成の長いプロセスと独自の手法により唯一無二の味わいを生み出しています。

 

私も4年間様々な材料を触れ合う中で、この材料は漬け込みだな、こちらは蒸留の方が良いな。など素材に合わせてアプローチの方法が異なることを学びました。

また、弊社ではベースアルコールは外注しているので、よりクオリティーを高めるためにはベーススピリッツの加工が非常に重要であると感じています。

 

想像してみてくだい。

弊社のラズベリーリキュールのベースが、香り高いラズベリーブランデーだとしたら、余韻がおそらく次の日まで続きます。

40%以上のハイボリュームの紫蘇リキュールをオーク樽で2年くらい熟成させてみたら面白そうだし、ハーブ園で栽培に成功したキャラウェイを使った国産キュンメル!も可能性を感じます(なお販路。)

 

ワクワクしますよね。

これが金ケ崎スタイルだ!と呼ばれるような究極の一本を目指します。

 




続いては2。

 

日本はご存知の通りフルーツ大国です。甘くて美味しい果物を作る能力は日本の農家さんが世界一です。

4年間でたくさんのフルーツを使用しました。

ではリキュール以上にフルーツの魅力を引き出せるお酒は何か?

日本らしいフルーツブランデーを作ってみたいではありませんか。

 

 

昨年は弊社もりんご農園を事業継承し、果樹栽培にも挑戦しました。

日本の農業の良い点、悪い点、身をもって体験しています。

あまりここでは書かないことにしますが、ブランデーの事業が形になると、いろんな生産者・地域の農業全体の生産性を大きく動かせると考えています。(文章にすると資金調達用の堅苦しい資料になるので実践で証明します。)

 

甘くて美味しい果物=美味しいブランデーになる。

というわけではありませんが、今は岩手県工業技術センター様のご協力のもと、日本の気候・風土にあった製造方法を模索しています。

 

正直ここは未知なる世界への挑戦で、いつ美味しいブランデーがリリースできるのか自分でもわかりませんが、僕はまだ32歳と若いので、造り手として何かしら形にできるのではないかという淡い期待を自分に込めています。

 

何よりも、嬉しいことに2人で始めた小さな事業が、従業員も増え、取引先も増え、飲んで頂けるお客様もたくさん増え、大好きなお酒の業界で生涯を懸けて挑戦できる場所を作る事が出来た事が本当に幸せ者だと感じております。

 

いつまで経っても、毎月ギリギリの生活ではありますが、今年も一層、面白く・美味しいお酒を届けて行きたいと思いますので、長くなりましたが本年もどうぞ宜しくお願いいたします。

 

 

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(金ケ崎薬草酒造より)

新工場での直売所の開設や見学等についての案内は春頃を予定しておりますので、お待ちいただければと思います。

リキュールの購入は、引き続きオンラインショップ、酒屋さんでよろしくお願いします。


 

※年末にリリースしたアマーロがとっても美味しいです。

 

 
 
 
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