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ニガヨモギの育て方

更新日:2022年5月25日

*ハーブ苗、産直来夢くんで販売中!*




ニガヨモギ/ワームウッド:Artemisia absinthium


科名:キク科


原産地:ヨーロッパ、アフリカ北部


草丈:60~120cm


開花時期:6−8月



日当たり・置き場所

丈夫な植物なので日当たりが良ければ特に場所を選ばずに育ちます。



水やり・肥料

窒素分の多い肥料を与えると茎葉はよく茂りますが芳香が弱くなります。防虫で利用する場合、香りの強いものの方が効果が高いようなので、窒素分の肥料は控えめにした方がよいでしょう。


かかりやすい病気・害虫

特にありません。防虫効果があります。



ふやし方

タネまき、さし芽、株分けでふやすことができます。

タネを自分で採取する場合は9月頃にタネが熟したら花茎ごと刈り取って乾燥させた後、タネを採ります。まき時は4月です。



手入れ

株がよく茂ると風通しが悪くなって株が蒸れて葉が枯れることがあります。梅雨など長雨の時期はを刈り込んで風通しを良くします。刈り取った茎葉はもったいないので他の植物の株元などに敷いておくのも良いでしょう(防虫効果が期待できます)。


収穫・利用

収穫は開花直前まで可能で、茎をばっさりと刈り取って乾燥させます。乾燥させた葉は布などで包み、衣類などの防虫剤として用います。

銀白色の葉が美しいのでコンパニオンプランツとしてお勧めです。

防虫効果から、寄せ植えなどにも向いています。


茎葉、花には独特の甘い香りと苦みがあり、ヨーロッパでは古くから駆虫剤や薬用に利用されてきました。また、アブサンやベルモットというお酒の風味付けに使われていました。日本には江戸末期~明治初頭に渡来して乾燥させた葉を駆虫剤などに利用してきました。


駆虫や毒消しに非常に優れた効果があるとされ、そこからworm(虫)wood(木)という名前が付いたといわれています。またワームウッドは、ハーブとして扱われる草の中でも非常に強い苦みを持っており、その苦みの理由は「エデンの園を追放された蛇が這った後から生じた草だから」という伝説があります。「ワームウッド=苦い」という意味の比喩としても用いられ、シェークスピア「ハムレット」にも登場します 。

属名のアルテミシアはギリシア神話の「アルテミス」、もしくはカリア王妃の「アルテミシア」に由来するとされます。




K.S.P薬草ファームでの様子


3月下旬にタネを蒔き、4日ほどで小さな芽が出ました。

(見つけられますか??)

種まきの様子はInstagramで動画で紹介してます!↓↓



芽が大きくなってきたので、少し大きなポットに移しました。

(ひとつずつ移したはずなのですが、後から芽を出したりして何株もある状態に...)



さらに大きくなったものを1株ずつポットに移し替えます。



かわいい苗ですね😍

(これが種まきから1ヶ月後、4月22日の様子)



K.S.P薬草ファームでは、5月6日に畑に定植しました。

ポットの中の根がすごいことに...



植えた直後のニガヨモギはこんな感じです。



ちなみに一年前に植えて、岩手金ケ崎の大雪を耐え抜いたニガヨモギの様子はこちら。↓↓

畑にほぼほったらかしにしていたらとても大きくなりました...

プランター植えであれば、ここまで大きくなることはないでしょう。


ニガヨモギは、薬草酒に必要不可欠なので、今年の収穫も楽しみです!

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