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執筆者の写真oikawa kazuma

茶酒・桑ノ木田30を知っていますか?

こんにちは!



突然ですが皆様、「茶酒・桑ノ木田30」はご存知でしょうか?


実は、和ハーブリキュール・和花に先駆けて

2022年1月21日より一般販売を開始した金ケ崎薬草酒造の「お茶のお酒」です!

今回はこちらの商品について書いていきたいと思います。


「茶酒・桑ノ木田30」は、

岩手県 金ケ崎町のお隣、北上市で栽培・製造されている桑茶と桑ほうじ茶と、

三重県の大台町で作られる高級伊勢ほうじ茶をたっぷり使って作る、濃厚なお茶のお酒なのです。



弊社の工場がある金ケ崎町は、明治時代に養蚕が盛んに行われていました(東北地方・日本全体も)。そのため、蚕の餌になる桑の木が沢山ありました。

しかし、養蚕文化の衰退に伴って町内の桑の木も少なくなり、僕が物心つく頃には町内で桑の木を見かけることも少なくなりました。




「日本古来のものから新たな価値を創る」

このコンセプトを掲げて酒造を始めた自分としては、

金ケ崎町の「桑」文化を発信するお酒を作らねば!と思いました。




最初は桑の実(マルベリーと言って海外では食用としても有名)を使用したフルーツ系のリキュールを製造しようかと考えていたのですが、ある日お隣の北上市、更木ふるさと興社さんで製造されている桑茶を飲み、考えが一気に変わりました。

その桑茶はとんでもない旨味と青青しい深みがあったのです。




桑茶をお酒にしたら面白い!

ここから「お茶のお酒」を作る構想が生まれました。


折角お茶を使用するので、

「食事と一緒に楽しめる」お酒にしたいと思い、商品開発に取り組みました。




最初は、桑茶のみを使用した商品を試作していたのですが、

アルコールに桑茶を漬け込むと、香りはいいのですが、どうしても苦味や青青しい部分が強烈に抽出されてしまい、薬草感が強くなってしまいました(個人的にはこれはこれで好き)。



色々と思い悩んだ末、他のお茶とも組み合わせてみよう!と思い、

古くからお世話になっていた三重の積木商店さんに相談に行きました。

そこで、色々なお茶を頂き、ほうじ茶と桑茶の相性が良いと感じました。

ほうじ茶を加えることで、より馴染みのある香りと味わいになり、食中酒としてピッタリな仕上がりとなりました。




さらにコクを出すために、水出しした桑ほうじ茶を加えました。

桑のほうじ茶はバニラのような甘みがあるので、そのまま飲んでもとっても美味しいです!




お茶のお酒=お茶のリキュールなのですが、甘くないのが特徴です。


少し、話題がそれますが、

「リキュール」=甘いお酒というイメージ、ありませんか?

実は日本の酒税区分のリキュールというお酒の定義は

「酒類と糖類その他の物品を原料とした酒類で、エキス分が2度以上のもの(清酒、合成清酒、焼酎、みりん、ビール、果実酒、甘味果実酒、ウイスキー、ブランデー、原料用アルコール、発泡酒、その他の醸造酒、粉末酒を除く。)」

とあり、実は甘味やアルコール度数、原料について特に決まりがありません。


エキス分を高めるために、砂糖や果汁を使用するので、一般的なリキュールは甘いものが多いのです。



なぜ、急にこんな話をしたのかというと、

今回僕たちは「食事と一緒に楽しんでもらいたい」と思いこのお茶のお酒を製造したので、砂糖をほとんど使用していません(エキス分を2%にするために少しだけ甜菜糖を加えています)。

つまり リキュール=甘い という概念から少し外れた商品なのです。



また従来のお茶のお酒=お茶割りは「焼酎×お茶」という飲み方が一般的ですが、茶酒・桑ノ木田30はお酒自体に濃厚なお茶の香り味わいがございますので、炭酸水やジュースなどで割って頂いてもお茶の風味をしっかり楽しめるのが特徴です。




ほうじ茶の香ばしい香りに、桑茶のビターな味わいが、焼肉や焼き鳥、中華などの脂っこい食事と相性が抜群です!

僕はキンキンに冷やしたソーダで桑ハイボールにして楽しんでいます!


最近は、YouTubeでカクテルも紹介しています。



「食事と楽しむ」お茶のお酒

ぜひ新しい飲酒体験をお楽しみ頂ければと思います!


↓桑ノ木田30はこちらからご購入いただけます。





追伸:桑ノ木田30は弊社の住所でもある。


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